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ODAWARA CASTLE

小田原城

後北条氏5代の夢のあと。
戦国最大級の城郭を誇った小田原城

相模湾を望む東海道の要所に位置する小田原城。
伊勢宗瑞(北条早雲)に始まる小田原北条五代の拠点として、上杉謙信や武田信玄の包囲をも退けた難攻不落の城は、八幡山から相模湾を巡る最大で全長9kmの「総構」(そうがまえ)を備えた超巨大城郭でした。
しかし多くの大名を従えた豊臣秀吉との小田原合戦により、開城。戦国時代は終焉を迎えます。
現在では天守閣を中心に城址公園として整備され、「常盤木門」「銅門」などの建造物、深く水を湛えた堀など、防御施設としての構造を自由に見学することができます。
また、1960年に復興された現在の天守閣内部は歴史資料の展示施設となっており、海外からの観光客を含む多くの人びとが訪れ歴史に思いを馳せています。

生まれ変わった天守閣
平成の大改修

陽光を受けまばゆく照り映える白壁の天守閣。
老朽化に伴い平成27年~28年にかけて行われた平成の大改修により、耐震補強などの工事とともに外壁の全面塗装が行われました。
そこで使用されたのが関西ペイントの漆喰(しっくい)塗料です。
古来用いられてきた漆喰本来の良さを活かし、風合いを損なうことなく優れた機能を最大限に発揮する塗壁材により、風情を保ちつつも沿海地での風雨に耐える強度を持たせています。
これからも四季折々の景観の中で白く輝くその姿を保ち続けることでしょう。

公園内にはかつての漆喰塗りの白壁構造が分かる展示もあり、古来の技術を見学することが出来ます。

公園内にはかつての漆喰塗りの白壁構造が分かる展示もあり、古来の技術を見学することができます。

日本の伝統素材 漆喰とは?
古代の海からの贈り物

海底のサンゴは共生している微生物と共に、海中の二酸化炭素を取り込み、石灰質(カルシウム)の骨格をつくる特性があります。
漆喰の主成分である消石灰は、遙か古代の海のサンゴがもととなって生まれた石灰石を焼成・消化したものなのです。
島国である日本はこの資源をふんだんに有しており、国内で生産可能な数少ない資源といえます。
そのため伝統素材として古くから塗壁材として建築物に用いられてきた漆喰は、自然素材の独特の風合いと質感に加え、アルカリ性の性質による防カビ性や、微多孔質な構造による吸放湿性など、多くの優れた機能を備えており、近年その効果が見直されています。
しかし従来の漆喰壁は高度な左官技術を必要とし、時間がかかるものでした。
関西ペイントの漆喰塗料は一般的な塗装方法での施工を可能とし、漆喰本来の機能を生活に活かす事を実現しました。