リビング・キッチン・子供部屋・寝室など
家具など塗装に邪魔な物、汚れては困る物で移動できる物は移動しておきます。また、カーテンレールや飾っている絵、トイレなどはタオルホルダー・ペーパーホルダーなど、外す事ができるものは外しておきます。
油汚れや手アカ、タバコのヤニなどは中性洗剤、カビはカビ取り剤できれいに拭き取ります。洗剤を使用した後は、洗剤分が残らないように水拭きし、充分乾燥させてください。
壁紙の継ぎ目にハガレがある場合にそのまま塗ると、塗料が乾くと引っぱられ、より目立ちますので、壁紙補修材や木工用ボンドをはがれた面に付けた後、接着用ローラーやヘラで押しつけ、補修します。
塗料がついて困る所や境目を、マスキングテープ、ポリマスカー、新聞紙でカバーします。床は汚れないように新聞紙やシートで覆います。
ヤニ・シミ止めがひどい所やコンクリート・モルタルなど吸い込みが多い素材にはシーラー(下塗り塗料)を塗装します。シーラーを塗れば素材と上塗り塗料の密着力を高めます。
塗料は、そのまま使うと顔料や成分が底に沈んでいますので、使用前に充分かき混ぜます。
塗料の粘度が高く、塗りにくい時に、塗料に対し水を5%ぐらいまで加え、棒などでよくかき混ぜてから使います。
まず先にスミやコーナー部分、境目など、塗りにくい所を刷毛で塗ります。
広い面はローラーで塗り広げます。スモールタイプのローラーを使えば、スミやコーナー部分までしっかり塗装出来るので便利です。
マスキングテープは完全に乾燥した後ではがすと、一緒に塗膜がめくれてしまう恐れがありますので、乾燥前にゆっくりはがしましょう。
マスキングテープをはがした後に、スミやコーナー部分などに塗り残しが見つかった場合は、小筆で塗り足しをしましょう。
使い終えた用具はしっかり洗浄すれば再利用可能です。
塗料が少量残った場合には、塗料を固めて捨てる事が出来る「残塗料処理剤」がおすすめです。